ラグビー日本代表に外国人が多い理由が深い!W杯の前に知っておくべきこと
2019年9月20日からいよいよ始まるラグビーワールドカップ2019。
テレビでも連日、日本代表選手の活躍する姿が報道されています。
その映像を見ていて僕は正直、
日本代表っていっても外国人が多くない?
それを日本代表って言われても・・・
なんて思っていました。
気になってその理由を調べてみるととても深くて感動しました。
こんなことを思っていた自分が恥ずかしいと今では思います。
そのラグビー日本代表に外国人がいる深い理由をまとめましたのでご覧ください。
ラグビー日本代表31人のうちの外国人
31人の日本代表選手。
その中に外国人・ハーフの選手は
15人
と、約半分になります。
なので外国人が多い印象を受けても仕方ない部分はあります。
ただ、そのうち9人は日本に帰化していますので実質は6人が外国人ということになります。
でもほかの外国人はどうしてなの?
やっぱりおかしくない?
とは思わないでください。
その理由を知るとそういった考えは一切なくなりますので。
ラグビーの代表資格ルール
日本大ひょなのに外国人が含まれていることにはラグビーならではの代表資格ルールがあるためなのです。
その代表資格ルールとは
・他国での代表歴なし
・出生地が当該国
・両親または祖父母のうち一人が当該国出身
・当該国での3年以上の継続居住(2020年からは5年以上に変更)
となり、国籍に関係なく、条件を満たせば各国の代表選手になることができるのです。
このルールは通常のスポーツでよくある
その国の代表=その国の選手
という国籍主義ではなく、
その国の代表=その国の協会の代表選手
という協会主義に従っているためです。
このため、他の国の国籍を持っていても日本代表になれるという仕組みです。
次にこのルールと日本代表にいる外国人について深く考えていきます。
ラグビー日本代表に外国人がいる深い理由
協会主義に基づくラグビーならではの代表資格ルール。
そのルールに従い日本代表選手となった各外国人選手。
そこでどうして外国人なんだと思うのではなく、逆から考えてみましょう。
なぜ母国で代表選手を目指さなかったのか?
そう、本来であれば母国で代表選手を目指すのが自然の流れです。
しかし彼らはそうしませんでした。
もちろん、母国には強い選手がいるから他国でという考えもあるかもしれません。
でもルール上、一度国の代表選手になると他国の代表選手にはもうなれません。
母国への思いは当然あると思います。
その思いを超えて、日本代表を選んだ外国人たちの覚悟は並じゃありません。
野球やサッカーなどでは外国人助っ人と伝えられることもあり、そのイメージからラグビーにも同じようなイメージを持っている人も多いです。
しかし、ラグビーは野球やサッカーほど高報酬ではありませんし、先に述べた母国の代表選手になれる可能性を捨てることも覚悟しているのです。
その覚悟をしてまで日本に来日し3年以上学んできた外国人選手たちの思いが熱くないわけがありません。
なので僕たちはそうまでして日本代表を選んでくれたことをうれしく思うべきであり、決して否定的な見方をしてはいけないと思います。
最後に、キャプテンのリーチマイケル選手を例に挙げさせていただきます。
2004年 15歳 札幌山の手高校入学(留学生として)
2008年 ラグビージュニア世界選手権に日本代表として出場
2013年 日本国籍取得
2015年 ニュージーランドスタイルカフェオープン
かなりざっくりですがこのようにずっと日本にいます。
日本国籍を取得した際、登録表記を「マイケル・リーチ」から日本になじみやすい「リーチマイケル」に変更したということからも日本への思いは伝わってきます。
さらには奥さんとともにオープンさせたカフェ。
日本とニュージーランドの架け橋になるという強い思いもよくわかります。
まとめ
以上で「ラグビー日本代表に外国人が多い理由が深い!W杯の前に知っておくべきこと」を終わります。
「外国人=助っ人」というイメージがこれまでは強かったですが、このラグビーの日本代表の件を知ると少しイメージが変わりました。
外国人がラグビー日本代表になったわけを知ったのでラグビーの見方もまた一つ変わることでしょう。
2019年のワールドカップは日本開催で大変盛り上がっています。
みんなで一緒に日本代表を応援しましょう♪