国際ロマンス詐欺の見分け方！その手口と事例とは？

数年前くらい前からたまにニュースで耳にする国際ロマンス詐欺。

それを見るたびにこう思っていました。

引っかかる方がバカだろう、って。

そう思っていた自分がまさか引っかかってしまうなんて・・・。

絶妙な手口で迫ってくる国際ロマンス詐欺。

実体験を交えながら、その見分け方や手口を共有したいと思います。

ちなみに僕は男なので女の人が詐欺ってパターンの紹介になります。

国際ロマンス詐欺の見分け方

この記事にたどり着いているということは、国際ロマンス詐欺については知っていると思いますので、その説明は割愛させていただきます。

僕が引っかかった国際ロマンス詐欺の女性は一人、やり取りをしたのは全部で五人でした。

その経験から国際ロマンス詐欺の見分け方を一つ一つ説明していきます。

ライン交換をいきなりしてくる

僕が経験したのはとある出会い系アプリでした。

僕から足跡をつけたわけでもないのに、いきなりメッセージが届きます。

僕がやり取りした五人全員がそれでした。

そしていきなりQRコードやラインIDを送ってきます。

女性がそんなに積極的にくることある～？ないない。

でも、もしかしたら？なんて(笑)

経験して今思うのは、そんな夢のようなことは99%ないって事です。

なので女性からメッセージがいきなり来る場合は必ず疑うようにしましょう。

県外に住んでいる

アプリ内では同じ県になっているのに、実際にやり取りをしているとそうではないことがわかります。

昔はそこに住んでいたけど、今は別のところにいるって感じです＾＾

そんな登録情報はあり得ません。

真剣に出会いを求めているのなら、今住んでいる場所で探すはずです。

言葉(文章)がかたことで文脈がおかしい

いざ、ラインでやり取りを始めると、明らかな違和感を感じます。

文章がおかしいのです。

段落のつけかたや、語尾など至るところがおかしいのです。

そこを突っ込むと必ずこう言います。

ずっと海外にいて最近日本に戻ってきたから

と。

そうかそうか、じゃあ文章が不自然で仕方ないよね！

って思う時点で相手の術中にハマっています(笑)

何人なの？？

じゃあその人は何人なのかって気になります。

それを聞いたらこんな返事が返ってきます。

・小さなころから海外に住んでいたけど日本人だよ
・とある国と日本人のハーフだよ

帰国子女？ハーフ？？それ、新しいじゃないか！

って興奮した時点で負けです(笑)

異常に情熱的

アプリでつながっただけなのに、彼女たちは愛だの縁だのインパクトのある言葉で想いを伝えてきます。

どうしてお互い何も知らない状況なのにそんなに積極的になるの？

と質問すると、

時間や距離は関係ない
今のこの縁を大切にしたい
運命的なものを感じた

など、これまた都合のいいことを言ってくるのです。

国際ロマンス詐欺の手口

国際ロマンス詐欺の騙す側にとって大事なことは、いかに相手を信じ込ませるかです。

なので、彼女たちはグイグイと詐欺を狙ってくるようなことはしません。

逆にそういうことには全く触れてきません。

最長で1週間くらいごく普通のやり取りをしたこともありました。

彼女たちは自分から切り出すことはなく、ただひたすらきっかけを待っているのです。

例えば仕事やお金に関する話題になってしまうと豹変します。

ずっとそのタイミングを狙っているのです。

何気ないやり取りを続けている時間が長ければ長いほど気づかなくなってしまうのです。

そしてこう言ってくるのです。

私のビジネスを一緒にしない？
私はこれで成功したからあなたもどう？
過去に失敗した経験があるけどこれで成功したよ

いきなり女性からメッセージが来るという夢の状況の上にさらに夢のような状況をぶち込んできます。

ある程度のやり取りを続けてそれなりの信用関係が生まれたあとに言ってくるのです。

この話が出てくるまでやり取りを続けている時点で盲目になっている可能性が高いので注意が必要です。
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国際ロマンス詐欺の事例

では次に僕が実際に引っかかってしまった国際ロマンス詐欺の事例をご紹介します。

きっかけは当然彼女からのいきなりのメッセージ＆ライン交換でした。

ごく普通の会話がひたすら続き、写真も送ってとお願いすると送ってくれます。

バカな僕は日本に戻ってまだ間もないし、けなげでかわいいなぁなんて思っていました(笑)

とある夜、私の仕事があるからちょっと待ってね、とラインがきました。

そこで僕は聞いてしまったのです。

こんな夜に仕事って何の仕事なんですか？と。

すると彼女はネットショップの運営のお手伝いをしていると言いました。

そしてお願いもしてないのにその収益画面を送ってきて、その収益額は数万円のものでした。

それが今日一日の成果だというので僕は驚き、何それ？と興味を持ってしまったのです。

 

彼女は簡単な仕事の内容を教えてくれて、僕にその仕事を紹介してきました。

今なら私の紹介で特別に無料で始めることができるよ。

典型的な詐欺師文句です(笑)

当時もう彼女に夢中になっていた僕はそんなおいしい話はないと疑いつつも興味を持ってしまいました。

そこでグイグイと攻め込んでくるのかと思いきや、それはまた絶妙な駆け引きでこう言ってくるのです。

無理しなくていいよ、本当にしたいと思った時でいいし、別に今すぐする必要もない。

って。

逆に気になる！って思わせるのが手口だったのかなぁって今では思っています。

 

そして具体的に話を進めていって僕もそのネットショップの運営をお手伝いすることになりました。

それは、自分の売りたいと思う商品を選んでネットショップにアップするだけの作業でした。

何もわからないままネットショップを立ち上げた初日に売り上げが上がります。

すると、その商品を仕入れるためのコストが必要になると言われたのです。

 

え？そんなの聞いてないし、無料だったんじゃないの？

って聞いても返ってくるのはこの言葉。

大丈夫だよ、安心して、信用して、絶対に大丈夫だから

 

最初に売れた商品は3万円ほどで、そのコストは2万円でした。

2万円を振り込んだら3万円返ってくるから、と。

じゃあその3万円はすぐに引き出せるの？と聞くと大丈夫と言うのです。

そのくらいなら騙されたとしても額はしれてますし、帰ってきたらラッキーというくらいの気持ちで2万円払いました。

で、早速3万円引き出したいというとそれはできないといわれました。

なんか、初期投資的なもので必要なんだと。

 

けど、その取引の利益額である1万円は戻してくれました。

そうしているうちに次の売り上げが出たのですが、その売上高は10万円超！

で、そのコストは8万円！

そんなの払えるわけない！っていうと、少しでもどうにかならないか？

私が少し援助するよ？

 

なんて言われてしまうともう疑う心しか芽生えませんでした。

それからはラインも完全スルーして、事なきを得ました。

 

この女性以外の人も結局は、投資だったり、聞いたことのないゲームなどに誘うというものばかりでした。

 

これを経験した僕は、こういった女性に先回りをして、そんな誘いだったら受けませんよ！

って言うと100%連絡が途絶えました。

それが全てですよね(笑)

国際ロマンス詐欺に合わないための心構え

ここまで読んでくれたあなた。

俺は引っかからない、ただのバカだろうって思いますよね？

それがそうはならないんです＾＾

スマホという視野の狭い世界の中、その思いは狂いがちなんです。

というわけで国際ロマンス詐欺に合わないための心構えを伝授します(笑)

そんなの当たり前だと思うかもしれませんが、いざかかってしまうと状況が冷静に見えなくなりますので＾＾

女性からメッセージが来ることはないと思え
そんなに上手い儲け話はないと思え
あり得ない状況から始まったことを忘れるな
それが今自分にとって最優先するべきなことなのか考えろ

一度深呼吸をする、1日明けてから考えてみるなど、こういう手口に引っかからないためにはいかに自分を冷静に客観的に見れるかがポイントです。

まとめ

以上で「国際ロマンス詐欺の見分け方！その手口と事例とは？」を終わります。

いやぁ、何事も疑い入る僕がまさか引っかかってしまうとは思いもしませんでした。

結局、決断するのはすべて自分です。

それをあれがこうだったから仕方なかったんだと言うことはすべて言い訳です。

自分が下した決断から目を背けず向き合うことが国際ロマンス詐欺に合わないために必要な要素なんだと思っています。
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