車椅子バスケと普通のバスケの違い|ゴールの高さは同じだった!
パラリンピックなどもあって最近注目度が高くなってきている「車椅子バスケ」。
障害のある方がおこなうバスケットボール競技のことです。
車椅子でバスケットをプレイするって結構難しいイメージがありますよね。
さらには普通のバスケットボールとルールはどう違うのでしょうか。
調べてまとめましたのでご覧ください。
目次
車椅子バスケと通常バスケのゴールの高さの違い
車椅子バスケと聞いて一番に思い浮かぶ疑問はこれだと思います。
ゴールの高さが違うんじゃない?って。
車いすに座っていますし、ジャンプも出来ません。
なら当然ゴールの高さも違うのではと思っていました。
しかし、
車椅子バスケと通常バスケのゴールの高さは同じ
だということがわかりました。
車椅子に座ったままでさらにはジャンプも出来ない状態なのに同じ高さのゴールにボールを投げ入れるのは相当な腕力も必要ですし、テクニックも必要でしょう。
このことを知っただけで車椅子バスケの難易度の高さもわかり、試合の見え方も変わってくるかと思います^^
車椅子バスケと通常バスケのルールの違い
基本的には通常のバスケットボールと同じルールなのですが、車椅子バスケに限った通常バスケとは違うルールが少しあります。
ダブルドリブルがない
車椅子バスケにはダブルドリブルというものがありません。
通常バスケではドリブル後にボールを保持すると再度ドリブルはできません。
車椅子バスケでは再度ドリブルする事が可能になっています。
トラベリングのルール
通常バスケでトラベリングとはボールを持った状態で3歩歩くとファウルというルールです。
車椅子バスケでも「3」という数字は同じです。
ただ、車いすなので歩くのではなく、タイヤを押したり引いたりする回数が3回にならないようにという点で判断します。
1チーム上限ポイント制
これが一番の車椅子バスケと通常バスケの違いになります。
障害のある選手を集めてチームを作るのですが、その障害の度合いによってポイント制が設けられています。
そして選手ごとのポイントを合計し、1チーム14ポイント以内にする必要があるのです。
これは選手交代の時も例外ではなく、選手を交代しても14ポイント以内に抑えなければいけません。
車椅子バスケのポイント表
持ち点 | 障害の程度 | 選手の体の主な動き |
1 | 重い | 腹筋、背筋が機能せず、座位での体のバランスをとることができない |
または | ||
1.5 | ||
2 | やや重い | 腹筋、背筋がある程度機能しており、前傾の姿勢がとれる |
または | ||
2.5 | ||
3 | やや軽い | 下肢にわずかな筋力があり、深い前傾姿勢から早く上体を起こすことができる |
または | ||
3.5 | ||
4 | 軽い | 両手を上げて、片方向に(4.5は両方向に)車いすを大きく傾けることができる |
または | ||
4.5 |
これらのポイントを踏まえて1チーム14ポイント以内にします。
このポイント制が車椅子バスケの面白いところでもあります。
どういうことかというと、
必ず障害の程度が高い(低ポイント)選手を入れないといけないのです。
つまり
いかに高ポイントの選手を活かしてポイントを取りに行くか
等の難しい戦略が必要になってきます。
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車椅子バスケと通常バスケのゴールのその他の違い
上記のルールの違いのほかに車椅子バスケと通常バスケの違いにはこういった点もあります。
横移動できない
車椅子なので当然真横には移動する事ができませんし、急に止まることもできません。
基本的には回避するという行動が必要になります。
よって、次に述べる車椅子バスケならではのファウル制度が存在するのです。
ファウル制度
車椅子バスケでは止めることと、接触を避けることを一番大切にすると考えられています。
なので基本的には止まることのできる時間、もしくは距離を保つ必要があるのです。
仮にオフェンスとディフェンスがぶつかったとき、
オフェンス側が回避できないくらいにディフェンス側が近づいて接触したらディフェンス側のファウル
のようになります。
まとめ
以上で「車椅子バスケと普通のバスケの違い|ゴールの高さは同じだった!」を終わります。
一番最初に浮かんだ疑問のゴールの高さ。
まさかこれが通常バスケと同じだとは思いませんでした。
移動するのも腕を使いますし、シュートやパスも腕を使います。
車椅子バスケは相当ハードなスポーツだと言えるでしょう。
このルールを知ったら次から車椅子バスケを見るとき、見方がかわり違ってくるでしょうね^^
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