大胸筋断裂とは?症状や全治に必要な期間はどのくらい!?
大相撲春場所で12連勝と快進撃を続けていた新横綱「稀勢の里」。
13日目で初黒星を喫したのですが、その際になんとけがをしてしまい休場の恐れもあるのだとか。
強行出場するとか二転三転していますが、どうなるのでしょうか。
その稀勢の里の怪我が何かはまだわかっていませんが、大胸筋断裂との話も出ています。
見るからに痛そうな怪我の名前・・・。
あまり耳にすることのない言葉だったので大胸筋断裂とはどのような怪我で症状や全治に必要な期間等まとめました。
目次
大胸筋断裂とは
まず大胸筋とはその名のとおり胸の筋肉(下イラスト)です。
大胸筋断裂とはその部分に負荷がかかることによってプチっと切れてしまう症状を指します。
筋断裂という症状は様々な筋肉でも起こりえます。
伸縮を急激に強制されるようなことが起こったりした場合に断裂が起こる可能性があります。
やはりスポーツ選手にその筋断裂を起こす人は多く、大胸筋断裂ではベンチプレスを行っている際によく起きるといわれています。
一般的に大胸筋断裂が起きる原因としては以下の二つがあげられます。
・脳の運動中枢が抑制している筋力の発揮を超えたとき
・筋肉の収縮時に過度な負荷が逆方向にかかったとき
まだわかりませんが、稀勢の里はもしかすると後者の原因で大胸筋断裂が起きたかもしれませんね。
大胸筋断裂の症状
ベンチプレスをしているときによく起きるといわれている大胸筋断裂。
その症状は筋肉が断裂するので筋肉がちぎれていないほうに引っ張られて収縮します。
その際に断裂が激しい場合は内出血を伴います。
断裂したときにパリっというような音がしたという話も聞きます。
他には腫れやへこみなどの症状も伴う場合があります。
これらの症状が軽い場合は肉離れになります。
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大胸筋断裂の全治に必要な期間
大胸筋断裂の全治にかかる期間は当然ながらその重症度によりさまざまです。
治療法もひどい場合は手術になりますが、そうでない場合は手術をせずに保存療法で行います。
過去例をあげると、
・田中将大投手が右大胸筋部分断裂で全治3週間
・琴奨菊が右大胸筋断裂で全治3か月
・井上康生が右大胸筋断裂で全治6か月
など重症度によってさまざまです。
また、リハビリ期間というのも含めるともっと長くなったりするかもしれませんね。
この大胸筋断裂というのは一度起こすとまた起こすのではないかという恐怖感が邪魔になり、スポーツ選手にとって全力を出す際の妨げになる恐れがあるのが怖いところです。
まとめ
以上で「大胸筋断裂とは?症状や全治に必要な期間はどのくらい!?」を終わります。
気になる稀勢の里の怪我ですが、大胸筋断裂ではないことを祈るばかりです。
スポーツ選手の選手生命にかかわりうるかもしれないくらいの怪我である大胸筋断裂。
僕には縁のない怪我かもしれませんが、知識だけは持っていて起きた時に活かせるようにしておこう(笑)
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