子供を守る「いかのおすし」と「おかしもな」の意味

子供を狙った悪質な犯罪はいつまでたってもなかなかなくなりません。

わが子にとっても他人事では決してありません。

ふとテレビで聞いた「いかのおすし」。

これは覚えて家に貼りだしておこうと思えるいい防犯標語でした。

それと同じように防災という観点で「おかしもな」という標語があることも知りました。

それぞれの意味を忘れないためにシェアします。

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目次

「いかのおすし」の意味

子供たちが学校へ行くとき、学校から帰るとき、塾などの習い事に行くとき、帰るときなど、今のご時世どんなことが起こるかわかりません。

親の心配事は昔から常に絶えません。

しかし無邪気な子供たちはそのようなことを考えるはずもなく、とっさの時の対応なんていきなりできるものではありません。

常日頃から親子で話し合い、日常に組み込んでいくことで少しでもそういった危険を回避できる術はあります。

そのためにも覚えやすく、子供たちも覚えやすい防犯標語が「いかのおすし」です。

その「いかのおすし」の意味を以下に詳しく書いていきます。

【いか】の意味

「行かない」

防犯の基本中の基本、知らない人にはついて行かないこと。

悪い人はあの手この手を使って近づいてきます。その甘い言葉にのってしまわず、簡単に知らない人にはついて行かないようにしましょう。

【の】の意味

「乗らない」

子供を連れ去る常套手段である車。下手に乗ってしまえば助けられるものも助けられなくなってしまいます。

知らない人の車には絶対に乗らないようにしましょう。

【お】の意味

「大声を出す」

何かあった時には助けを求めることが先決です。

その時には迷わず大きな声で助けを呼びましょう

助けて、お母さん、うわぁ~、など何でもいいです。

近くにいる人に気づいてもらうこと、悪い人をびっくりさせる事が大切です。

【す】の意味

「すぐに逃げる」

怖くて声が出なくなってしまうこともあるかもしれません。

その時にはその場からすぐ逃げる事も考えましょう。

大人と子供では力の差もあり、簡単に逃げることはできないかもしれません。

でも悪い人に対して抵抗することが立派な抵抗手段になるのです。

【し】の意味

「知らせる」

ちょっと変わった人がいたよ、いつもと違うことがあったよ、等、普段と何か違うことがあった場合は周りにいる大人にすぐ知らせましょう

最近は通信手段が発達し、目撃情報などもよく伝えられるようにはなりました。

しかし、リアルで生の情報に勝るものはありません。

少しでも変化があったのなら大人に教えてね、と言うように子供と話す習慣をつけましょう。
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「おかしもな」の意味

「いかのおすし」と共に地震や火事などが起こった時、防災面でのいい標語で「おかしもな」というものもあります。

これは子供だけでなく大人にとっても大事なことなので家族で覚えて共有しておきましょう。

いかに「おかしもな」の意味を詳しく書いていきます。

※「おかしもな」のほかにも「おかしもすき」、「おかしもち」、「おかしもなくすな」等、地域によっていろいろなパターンがあるようです。今回はその一例として「おかしもな」を挙げています。

【お】の意味

「押さない」

パニックになった時に人は誰もが我先にと非常に焦ってしまいます。

その時に人を押して自分が一番に前に進もうとしたりしないようにしましょう。

【か】の意味

「駆けない」

本当に危ないときは走って逃げるのは当然ですが、冷静さを失って闇雲に走ってしまうのはいけません

大切な情報を見落としてしまう可能性もあるためです。

【し】の意味

「しゃべらない」

緊急時にはラジオやテレビ、防災無線などでいろいろな情報が流れます。

そういった情報を聞き逃さないためにもむやみやたらにしゃべるのではなく、情報を聞くということを意識しましょう。

【も】の意味

「戻らない」

とっさに家や宿泊先等を出る緊急事態があったとき、何も持ち出すことができないこともあるかと思います。

一旦逃げてから落ち着いて考えると、あれもこれも忘れた、取りに戻りたい、と考えてしまうのが心情です。

しかし、ここはグッとこらえてどんな事情があっても避難元には戻らないようにしましょう。

思ってもみなかった二次被害が出てしまう恐れもあるためです。

【な】の意味

「泣かない」

これはしゃべらないと同じ情報を聞き逃さないという一面からも大切な一つです。

さらには、泣くという行為は体力や水分も失ってしまいます

緊急時にはいかに冷静でいるか、それがとても大切になってくるのです。

最後に

以上で「子供を守る「いかのおすし」と「おかしもな」の意味」を終わります。

大切で可愛い未来のある子供たちを守るためには大人たちの意識と協力が必須です。

「おかしもな」の最後でも述べていますが、緊急時にはいかに冷静でいられるかがとても大切です。

子供にそれを求めるのは苦かもしれませんが、常日頃から家族で話し合うことで少しは対応能力があがることは間違いありません。

大人が一緒にいる時は、大人が冷静さを失わず、大切な子供たちを守るためにもお手本となって行動しましょう。

「いかのおすし」と「おかしもな」。

是非覚えましょう。我が家ではプリントして壁に貼りだすようにしています(笑)
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